フランチャイズとは?

最近では日本中のどこでも、コンビニエンスストアが点在し、数百キロ離れた旅行先ですら同じ商品が買えるようになっています。

ご存じだとは思いますが、それらはほとんどがフランチャイズ形式の店舗(フランチャイズチェーン)なのです。

フランチャイズチェーンの業種は多岐にわたっており、現在の日本ではフランチャイズという言葉は誰でも一度は聞いたことあるメジャーなものになっています。

フランチャイズ形式による事業は、先ほど例に挙げたコンビニエンスストアだけではありません。

カー用品やベーカリーショップ、洋菓子店などの小売業、また、ハンバーガーショップ、、ラーメン店、牛丼店、カレー店、レストランなどの外食業、さらに清掃などのクリーンサービス、DPEショップ、美容院や学習塾などのサービス業も近年増加しています。

フランチャイズはアメリカで開発されたシステム(ケンタッキー・フライド・チキンがその元祖といわれています)でその後日本にも普及しました。
これらのフランチャイズチェーンは、2011年には実にその店舗数は約23万店をゆうに超え、売上高は約21兆円となっています。

フランチャイズとは、フランチャイザー(日本ではフランチャイズビジネスを運営する企業を指します)が、フランチャイジー(加盟店・加盟者)に特権(フランチャイズビジネスを運営するために開発した商品や仕組みを利用させる権利)を与え、フランチャイジー(加盟店・加盟者)がその特権を利用した対価(ロイヤリティやチャージ等)を支払うシステムのことです。

つまり、経営の経験のないフランチャイジーであっても、フランチャイザーに対価を支払うことにより、商品の仕入れルートの提供、販売ノウハウの提供、販促資材の提供、 看板の使用許可、本部経営アドバイザー(スーパーバイザー・SV)による経営指導や、 運営マニュアルの提供、宣伝広告などなど を受けることができるため、独立開業をしたい方にとってはフランチャイズは一番の近道であるといえるでしょう。

≪参考≫社団法人日本フランチャイズチェーン協会(略称:JFA)のフランチャイズの定義
「事業者(「フランチャイザー」と呼ぶ)が他の事業者(「フランチャイジー」と呼ぶ)との間に契約を結び、自己の商標、サービスマーク、トレード・ネームその他の営業の象徴となる商標、及び経営のノウハウを用いて同一のイメージのもとに商品の販売その他の事業を行う権利を与え、一方フランチャイジーはその見返りとして一定の対価を支払い、事業に必要な資金を投下してフランチャイザーの指導及び援助のもとに事業を行う両者の継続的関係」のこと